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赤ちゃん&幼児の病気いろいろ

赤ちゃん&幼児の病気いろいろ

赤ちゃんがよくかかりやすいとされている病気をご紹介いたします。
気になる項目をクリックしていただけると、
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  かぜ症候群   水疱(水ぼうそう)   感冒性嘔吐下痢
  インフルエンザ   百日咳   ヘルペス性歯肉口内炎
  突発性発疹   溶連菌感染症   プール熱(嘔頭結膜熱)
  はしか(麻疹)   ヘルパンギーナ   とびひ(伝染性膿痂疹)
  風疹(三日はしか)   手足口病   川崎病
  おたふく風邪   りんご病(伝染性紅斑)   マイコプラズマ肺炎
  RSウイルス感染症   細菌性腸炎   細菌性髄膜炎
  無菌性髄膜炎        
 
かぜ症候群
いろいろな病気の中で最も身近なものがかぜです。
子供が熱を出して小児科にかかるうちの80%はかぜともいわれております。
原因は、細菌やウィルスなどの病原微生物の感染であり、かぜの80%はウィルスによるものです。
代表的なものは、インフルエンザウィルスやパラインフルエンザウィルス、ライノウィルス、アデノウィルス、コクサッキーウィルスなどでかぜ症状を起こすウィルスは、細かく分類すると100以上にもなります。
これらのウィルスは、飛沫感染といって、くしゃみや咳で唾液が飛び散ったとき人から人へとうつり
ます。
ウィルスに効く薬は、一般的にはありません。つまりかぜに特効薬はないということです。
大切なことは、安静と休養を心がけ、体の自然治癒力を損なわないようにすることです。
ウィルスに対して抗生物質は、必要により処方します。
あとは主に対症療法が中心となります。
 
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インフルエンザ
インフルエンザウイルスは鼻や口から侵入し、上気道粘膜上皮細胞に感染します。かぜ症候群の中でも特に全身症状が強く出るのが特徴で、高熱、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などで重症化(インフルエンザ脳炎、肺炎、心筋炎など)することもあります。
ウイルスはA型とB型がよく流行を起こします。特にA型は流行の度に軽微な抗原的変異(drift-連続変異)を起こしやすく、また10年〜15年に1回というような間隔で大きく変わること(shift-不連続変異)もあり、これに伴い世界的流行がみられています。1947年にH1N1型のイタリアかぜ、1957年はH2N2型のアジアかぜ、1968年にH3N2の香港かぜが新型として出現しています。

現在A型はH1N1(ソ連型)H2N2(アジア型)H3N2(香港型)がありますが、1977年(ソ連かぜ)からはそれまで香港型(H3N2)は消えることがなく、ソ連型(H1N1)とB型の3種混合した流行がみられています。ちなみに今、話題の鳥インフルエンザはH5N1です。季節的には主に冬に流行します。診断は迅速診断キットにより80〜90%診断可能。治療は主に対症療法が中心でしたが、1999年からはA型のみ有効な塩酸アマンタジン(シンメトリル)が、2000年からはA、B両型に有効なオセルタミビル(タミフル)、ザナビル(リレンザ)が認められました。インフルエンザワクチンは流行株を予測してA型のH3N2、H1N1とB型を混合して作っています。その有効性は疑問視する声もありますが、高齢者で発症リスクを34〜55%、死亡リスクを82%減少させることが報告されています。幼児への効果は20〜30%程度。発症を防ぐことはなくとも、重篤な合併症を防ぐ可能性はあります。

 
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突発性発疹
ウィルス(ヘルぺスウィルスの一種)の感染後、約10日して発病。
生後3ヶ月から1歳過ぎまでの赤ちゃんに多い病気です。(生まれて初めての高熱になることが
多い。)
急に高い熱を出し、約3日間続き、熱が下がったあと顔や体に赤い発疹ができます。
発疹は、約3日で消えますが、便がゆるくなることになったり、高い熱の時、ひきつけを起こすこともあります。
また、機嫌が悪くなったり、大泉門が盛り上がることもあります。
しかし、他の人にはうつりません。
 
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はしか(麻疹)
麻疹ウィルスがのどや鼻から入り、10〜12日後に発病。
最初は3〜4日間、高熱、咳、鼻汁、目やにが続き、口の中に白い斑点(コプリック班)で出ます。その後、全身に赤い発疹が出き、発疹が出てからも数日間は高熱が続きます。赤い発疹はしだいに暗褐色の色素沈着を残し、1週間ほどで消えていきます。
熱が下がって3〜4日間したら日常生活に戻しても良いでしょう。
はしかは、うつる力が強く、重い病気です。約10%に肺炎や中耳炎をもたらし、約0.1%に脳炎を併発させる確率があります。
1歳を過ぎたら早めに予防接種をしておくことが大切です。
はしかの子と接触後5日以内なら、ガンマグロブリンの注射することにより発病を防いだり、軽症化することも可能です。
 
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風疹(三日はしか)
風疹ウィルスがのどや鼻から入り、約2〜3週間後に発病します。
赤くて小さな発疹が全身に出ますが、3日ほどで消えていきます。
熱は、まったくでない子から3日間ほど高熱の出るこまで様々ですが、主に首のリンパ腺がはれるのが特徴です。発疹がなくなれば、日常の生活に戻しても良いでしょう。
但し、感染しても症状の出ないこともあります。
妊娠初期の妊婦が風疹ウィルスに感染すると胎児が風疹ウィルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅滞等の先天性風疹症候群児が出生することが知られており、厳重な注意が必要です。
 
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おたふく風邪(流行性耳鼻腺炎、ムンプス)
ムンプスウィルスが喉や鼻から入って,約2〜3週間後に発病します。
耳の下の唾液腺(耳下腺)が腫れて痛む。顎の下の唾液腺(顎下腺)が腫れることも多い。
片側だけのこともあります。約1週間から10日で治ります。
不顕性感染と言って、感染しても症状が出ないことが30〜40%もあります。
髄膜炎を合併しやすいので、非常に頭を痛がったり、吐いたりするときは診察を受けてください。
他の合併症として、難聴、睾丸炎等があります。
難聴は、おたふくの患者の2万〜20万に一人の割合で発症があると報告されています。
その多くは、片側性で回復が困難なものです。 
また成人男性では、睾丸炎(多くは、片側性)も要注意です。
 
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水疱(水ぼうそう)
水痘ウィルスに感染後、約2〜3週間で発病。熱は出たり出なかったり最初は虫刺され様の赤い発疹で始まり、1日ぐらいで小さな水疱となりつぶれ、かさぶたが全身に混在するようになります。
全てかさぶたになるまでに約1週間かかかり、水疱の引っかきキズに細菌が感染してとびひ状になると跡を残しやすいので皮膚を清潔に保つことが大切です。
妊婦は近づけないようにしてください。
水痘にかかったことのある年長児や大人で体内に潜んでいたウィルスが再び皮膚に現れてくると帯状疱疹になります。
 
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百日咳
三種混合ワクチンを受けていない子に百日咳菌が喉から感染して、約1週間後に起こります。
初めの1週間は普通のかぜとかわらないが、次第に咳が強くなり顔を真っ赤にしてコンコンコンコンと激しく咳き込み、その後、ヒイーと息を吸い込むような咳き込み発作を繰りかえすようになります。最後に粘っこい痰を出す。咳こみ発作は約4〜6週間続きます。
乳児では呼吸が一時とまることがあったり、まれに脳炎や脳症を合併することがあるので注意してください。
熱は出ないが肺炎や中耳炎を併発すると熱が出ることがあります。
 
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溶連菌感染症
溶連菌という細菌が喉に感染して、2〜3日後に喉の痛み、熱が出ます。
体に細かい赤い発疹が出ることもあり、かゆがり、舌がイチゴのようになります。
3日間で症状はなくなるが、薬(抗生剤)を約10〜14日続けないと再発しやすく、治療を受けないと腎炎やリュウマチ熱を起こすこともあります。
伝染力が強く、家族内伝搬することがあるので要注意です。
 
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ヘルパンギーナ
エンテロウィルス(夏かぜのウィルス)の感染によっておこります。
高熱が2〜3日続き、喉の奥に小さな水ぶくれが出来、痛いので食べられなくなります。
ひどいときには水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。
脱水症状にご注意ください。
 
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手足口病
エンテロウィルス(夏かぜのウィルス)の感染によっておこる病気です。
手のひら、足の裏、口の中にちいさなみずぶくれができ、お尻やひざに出来ることもあります。
熱はないか、あっても微熱程度。口の中が痛くて食べられなくなることがあり、ときに髄膜炎を合併することがあるので、熱が続いたり、頭を痛がり、吐くときは診察を受けてください。
 
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りんご病(伝染性紅斑)
りんご病のウィルスが喉や鼻から入り、約2週間後に発病します。
発疹の出る約1週間前に、微熱、のど痛、咳、鼻汁などのかぜの様ま症状がみられることあり、この時期によくうつリますのでご注意ください。
発疹が出てからはうつりません。
ほっぺがりんごのように赤くなり、腕や太ももにも赤いまだら模様が出来きます。
妊婦が感染すると流産することがあリますので.近づけないようにしてください。
 
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感冒性嘔吐下痢
毎年秋から冬になると赤ちゃんの嘔吐下痢症が流行します。
この原因の多くは、ノロウィルスやロタウィルス、アデノウィルスなどのウィルス性のものです。
症状としては、突然の嘔吐で始まり、半日ほど遅れて白色性の下痢、発熱が起こります。
嘔吐、発熱は2〜3日でおさまりますが、下痢はだんだん便が白くなり、便が白い間は、下痢が続きます。別名白痢とも言います。
便が黄色味を帯びて次第に茶色になると治ってきますが、約4〜5日から1週間掛かります。
この病気で一番問題になるのが脱水です。嘔吐、下痢がひどく水分がしっかり取れないと脱水を起こします。まず、脱水にならならないように自宅でコントロールすることが大切です。
水分(お茶,アクアライトなど)をこまめに飲ませるようにしてください。
 
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ヘルペス性歯肉口内炎
単純ヘルペスというウィルスの初めての感染でおこります。
6ヶ月から3歳頃にかかりやすく、感染しても症状が出るのは10%くらいで、多くは知らないうちにかかっているようです。
高熱が続き、口の中や舌に水疱ができ、破れてびらん状になり、歯肉が赤く腫れて出血します。口の中が痛いので食べられず、よだれが多くでるようになります。
水分も取れないため脱水状態となることもあります。
単純ヘルペスウィルスに一度感染すると、一生人の中に潜んで時々再発することがあります。(口唇の周囲に水疱状の湿疹として出ます。)
 
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プール熱(嘔頭結膜熱)
アデノウィルスの感染によっておこる病気です。
夏にプールを介して学童の間に流行するのでプール熱といわれているが、プールに入らなくてもうつり。高熱が4〜5日間続き、のどの痛みが強く、眼も赤くなります。
 
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とびひ(伝染性膿痂疹)
擦り傷や虫刺され、汗も、湿疹などに化膿菌(黄色ブドウ球菌や溶連菌)が入り込んで水ぶくれが出来ます。これをかきこわした手で他の場所をかくと、そこにまた水ぶくれが「とびひ」します。
夏に多く、薬(抗生剤)を飲まないと塗り薬だけでは治りにくい病気です。
 
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川崎病
5歳以下の子供に多く,原因はまだわかっていないが,全身の血管に炎症を起こす病気なのでいろいろな症状がでます。
主な症状は、
 
  1. 高熱が5日以上続く。
  2. 手と足が赤くなって硬く腫れ、よくなってくると指の先から皮が向ける。
  3. 体に赤い発疹が出る。
  4. 目が赤くなる。
  5. 唇が赤くなり,イチゴ舌になる。
  6. 首のリンパ節が腫れる。
この6症状のうち5つ以上見られると川崎病と診断しますが、5つ以下の典型的でない場合もあり
ます。
一番重要な合併症は心臓の障害で、心臓に血液を送っている冠動脈の炎症がおき、冠動脈が太くなりこぶ(冠動脈瘤)が出来ることがあります。
入院加療が必要です。
 
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マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマはヒト、動物に広く感染する病原体で、細菌と比べると小さく、細菌にみられる細胞壁を持たず、ウイルスとも異なる微生物です。ヒトより分離されるマイコプラズマは12種類ありますが、ヒトに感染を起こすのはM.Pneumoniaeだけです。
好発年齢は5〜30歳、特に5〜9歳に多発。4年周期で流行があることで知られていますが、最近は必ずしもそうではないといわれています。潜伏期間は2〜3週です。
症状は発熱と持続性の頻発する激しい咳こみが特徴で、咳こみは早朝、夜間就寝時に多い。
治療はマクロライド系、テトラサイクリン系の抗生物質が有効で約1週間〜10日で治癒します。
 
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RSウイルス感染症(細気管支炎)


あまり聞きなれない名前ですが、身近に存在し、普通に風邪の原因ともなるウイルスです。気道は大きく3つに分けられ、鼻腔から咽頭が上気道、咽頭周辺が中気道、気管から肺胞までを下気道と呼びます。上気道に炎症を起こしたのが上気道炎(風邪)、気管、気管支が中心のものが気管支炎、肺胞が中心のものが肺炎です。肺胞に近い部分を細気管支と呼び、RSウイルスはここに感染を起こします。大人は単なる風邪症状ですみますが、2歳以下、特に生後6カ月以下の乳幼児では重症になりやすい病気です。最初は鼻みずで始まることが多く、次第に喘息のときのように、ゼーゼーしてきます。特に生後3カ月以下の赤ちゃんや基礎疾患を持った赤ちゃんでは呼吸困難を生じることもあり注意が必要です。治療としては対症療法のみになります。予防には、在胎35週以下の早産児などでは、抗RSウイルスヒト化モノクロナール抗体(シナジス)接種が可能で、推奨されています。

 
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細菌性腸炎

ウイルス性腸炎と違い夏季に多い。食べたものにより細菌が入り菌が増殖して組織を障害したり、菌の毒素によりその症状を呈します。食中毒の原因にもなります。
強い腹痛と下痢を伴い、便中に血液や粘液を混じます。発熱を伴うこともあります。
原因菌としては食中毒を起こす菌として有名なサルモネラ菌、カンピロバクター、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌(腸管出血性大腸菌であるO-157や腸管病原性大腸菌、腸管毒素性大腸菌など)、赤痢菌、などがあります。カンピロバクター腸炎の頻度が一番多く、サルモネラ菌による腸炎は症状がきつく、難治です。O-157を代表とする腸管出血性大腸菌はその毒素によって腎障害などを起こし死亡することもあります。
治療としては、下痢止めで便を止めることは禁忌で、抗生物質が有効です。手洗いと生ものを避けることが大切です。
 
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細菌性髄膜炎


子どもの病気の中では、死亡したり後遺症を残す最も重篤な疾患です。年齢は新生児から成人まであり、新生児期から乳幼児期の発症率が高く、1歳未満が52.9%、3歳までの乳幼児で86.1%を占めます。細菌が組織内に侵入し、血液を介して髄膜感染を起こします。3大症状として発熱、頭痛、嘔吐があります。起炎菌はインフルエンザ菌、肺炎球菌、B郡連鎖球菌、大腸菌が多く、最も多いインフルエンザb型(Hib)はその中でも50%を占め、年間日本で500〜600人が罹患し、死亡したり、大きな後遺症を残したりしています。平成20年12月19日よりHibワクチン(「予防効果ほぼ100%)が日本でもやっと発売(任意接種)されます。

 
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無菌性髄膜炎


細菌の感染によって起こる細菌性髄膜炎とは異なり、ウイルス感染が原因です。コクサッキーウイルス群(A2、4、7、9、10型、B2〜5型)やエコーウイルス群(4、6、9、11、16、30型)、エンテロウイルス71がありますが、おたふくかぜによる髄膜炎も有名です。
夏に多く、発熱、頭痛、吐き気、嘔吐を認め、髄膜刺激症状である診察時に首を曲げようとしても硬くて曲がらくなること(頂部硬直)が特徴です。
腰椎穿刺によって確定診断しますが、子どもにとって負担が大きく、予後も良好なため臨床診断のみで様子をみることも多いです。
治療は対症療法のみで、約10日で回復します。

 
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